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囲碁の中学生棋士、仲邑菫二段(13)が史上最年少でタイトル戦の大舞台に立った第33期女流名人戦。14日に打たれた第1局は、女流タイトル五つのうち四つを占める藤沢里菜女流名人(23)が先勝したが、終局後の藤沢に笑顔はあまりなく、仲邑二段が“女王”を一時は苦境に陥れたことを物語っていた。
読みの穴突かれ
「誤算があって急に形勢がおかしくなってしまい、自信なかったです」
終局後、報道陣の質問に答えた藤沢には、激闘の後の緊張の色がありありと残っていた。序盤のコウ争いで早々と優位に立ったが、中盤で読みの穴を仲邑に突かれ、リードが吹っ飛んだ。「席に戻って碁盤を見たら、(仲邑に上辺の)ハネが見えて真っ青になりました。実際にハネられてちょっと慌ててました。その後も冷静に打たれて損をしてしまい、形勢も少し悪かったかもしれない」
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