つらい時逃げていい 天童荒太さん「包帯クラブ」続編にこめた思い
毎日新聞
2022/4/16 09:00(最終更新 4/16 12:51)
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苦しい時は「助けて」と言ってもいいじゃないか――。人の心の傷や悲しみを見つめてきた作家の天童荒太さんは「自己責任ありき」の風潮に疑問を投げかける。映画化もされた「包帯クラブ」(2006年)の続編となる新刊「包帯クラブ ルック・アット・ミー!」(筑摩書房)では、苦しいときに声を上げることを肯定する物語を描いた。格差が広がる社会と新型コロナウイルス禍で子どもたちが抱える「痛み」は、天童さんの目にどう映っているのか聞いた。【関雄輔】
「頑張れ」より「痛いよね」
「私も助けを求めないから、あなたも私…
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