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熊本地震

2016年4月14日と16日に発生した熊本地震。最大震度7の激震に2度襲われ、熊本、大分両県で関連死を含めて275人が亡くなった。

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「つらさ、和らげたい」旧阿蘇大橋崩壊、犠牲の大学生に遺族祈り

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本震の発生時刻に合わせて、大和晃さんが見つかった旧阿蘇大橋の崩落現場付近を訪れた(手前から)父卓也さん、母忍さん、兄翔吾さん=熊本県南阿蘇村で2022年4月16日午前1時23分、平川義之撮影
本震の発生時刻に合わせて、大和晃さんが見つかった旧阿蘇大橋の崩落現場付近を訪れた(手前から)父卓也さん、母忍さん、兄翔吾さん=熊本県南阿蘇村で2022年4月16日午前1時23分、平川義之撮影

 災害関連死を含め276人が犠牲になった2016年4月の熊本地震は16日、2度目の震度7を記録した本震から6年となった。被災地の熊本県南阿蘇村などでは、本震が起きた未明の時間帯から各地で鎮魂の祈りが続いた。

 本震が起きた時刻と同じ16日午前1時25分。地震で崩落した南阿蘇村の旧阿蘇大橋付近では、運転していた車ごと土砂崩れに巻き込まれたとみられる同県阿蘇市の大学生、大和晃(ひかる)さん(当時22歳)の両親らが黙とうをささげた。

 暗い峡谷を見つめた父卓也さん(63)は、報道陣の取材に「この場でこの時間、地震の時の様子を感じることで、少しでもあの子のつらさを和らげることができたらと思う。今も大事な息子であることに変わりない。きっと自分たちのことを見てくれていると思うので『心配せずに好きなことをやって』と伝えた」と語った。傍らでは涙ぐむ母忍さん(54)の背を兄翔吾さん(29)がさすっていた。

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【熊本地震】

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