「3人乗り」に潜む危険 3歳死亡現場で見えた育児ママの葛藤

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
3歳の男児がトラックにはねられ死亡した現場付近には、ジュースやお菓子が供えられていた。取材中も大型トラックやバスが頻繁に行き来していた=東大阪市善根寺町2で2022年4月14日午前8時43分、小山美砂撮影
3歳の男児がトラックにはねられ死亡した現場付近には、ジュースやお菓子が供えられていた。取材中も大型トラックやバスが頻繁に行き来していた=東大阪市善根寺町2で2022年4月14日午前8時43分、小山美砂撮影

 東大阪市内の国道で11日朝、母子3人乗りの電動自転車が転倒し、路上に投げ出された3歳の男児がトラックにはねられて亡くなった。3人乗り自転車は幼い子供を抱える子育て家庭の移動手段として人気が高いが、各地で事故やトラブルが後を絶たない。事故現場で取材を進めると、「親子乗り」に潜む危険や利用者の葛藤が見えてきた。

 奈良県境の山間部に近い住宅街。事故は11日午前8時55分ごろ、東大阪市善根寺町2の国道170号で起きた。国道といっても片側1車線で、幅は約2・5メートルと狭く歩道はない。

この記事は有料記事です。

残り2000文字(全文2241文字)

関連記事

あわせて読みたい

ニュース特集