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図書館を遊び場に 複合施設「海南nobinos」 開館1年7カ月で来館者100万人 /和歌山

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絵本を読む親子。本棚はけが防止のためクッションに覆われている=海南市日方の海南ノビノスで2022年4月14日午前10時48分、加藤敦久撮影
絵本を読む親子。本棚はけが防止のためクッションに覆われている=海南市日方の海南ノビノスで2022年4月14日午前10時48分、加藤敦久撮影

子育て世代に人気

 図書館を中心とする海南市の複合施設「海南nobinos(ノビノス)」が、子育て世代に人気を集めている。1月、開館から約1年7カ月で累計来館者が100万人を突破した。ノビノスによると、人口10万人規模の自治体の公共図書館では西日本最速で、利用者の世代バランスのよさが後押ししている。その背景には、従来の図書館のイメージにとらわれない取り組みがあった。

 「ここがあって、すごく助かっている」。4月中旬、図書館の一角にあるコーナー「ノビノスパーク」で、北岸宥仁ちゃん(2)がはしゃいでいるのを母親の梨花さん(43)がやさしく見守っていた。木製の積み木など感性を伸ばすとされる遊具が並び、人数制限もされていて安心できるという。「子どもが泣いたり、声を上げたりしても大丈夫なので、赤ちゃんだった時から来ている」と話す梨花さん。2人は雨の日の「常連」だ。付近で…

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