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ウクライナ侵攻

ロシア軍がウクライナに侵攻。米欧や日本は対露制裁を決めるなど対立が先鋭化しています。

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親族が原爆で犠牲 青のドレスに黄色いストール、今こそ歌う無念

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手話を交え、平和への願いを込めた「リメンバー」を歌い上げる豊嶋起久子さん=北九州市小倉北区で2022年4月1日午後8時27分、青木絵美撮影
手話を交え、平和への願いを込めた「リメンバー」を歌い上げる豊嶋起久子さん=北九州市小倉北区で2022年4月1日午後8時27分、青木絵美撮影

 ロシアのウクライナ侵攻に胸を痛めながら、北九州市小倉北区在住のソプラノ歌手が表現活動を続けている。豊嶋(てしま)起久子さん。能楽師だった親族が広島原爆で犠牲になり、戦争に翻弄(ほんろう)された表現者の無念に心を寄せてきた。戦争のない世界を願い、次世代としての活動にも意欲を見せる。【青木絵美】

戦争のない世界を ウクライナ憂う

 「ウクライナに思いを」。4月1日夜、小倉北区で開かれた小倉ロータリークラブの例会。鮮やかな青のドレスに黄色いストールをかけた、ウクライナ国旗と同じ色合いの装いでステージに立った。春らしい選曲のプログラムを歌い上げた後、アンコール曲に選んだのは、作家の故なかにし礼さんが核兵器のない世界を願って作ったメッセージソング「リメンバー」。手話も加えて「リメンバー ヒロシマ ナガサキ」と繰り返す歌声が会場に力強く響いた。

 広島県出身。祖父の豊さん(1983年に80歳で死去)のきょうだいは、9人のうち男6人全員が広島を中心に活動する能楽師だった。長兄の弥左衛門さん(78年に78歳で死去)は後に人間国宝となった。

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【ウクライナ侵攻】

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