スギ花粉症「舌下免疫療法」効果、遺伝子型で予測可能に 福井大

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舌下免疫療法の効果を予測する遺伝子型などについて説明する福井大医学部の藤枝重治医学部長(左)ら=福井市の同大で、大原翔撮影
舌下免疫療法の効果を予測する遺伝子型などについて説明する福井大医学部の藤枝重治医学部長(左)ら=福井市の同大で、大原翔撮影

 福井大医学部などでつくる研究グループは5日、スギ花粉症の根本的な治療法「舌下免疫療法」の効果がどの程度あるかを、患者の遺伝子型から判別する方法を確立したと発表した。従来の10分の1ほどの研究コストで遺伝子型を調べる手法も新たに確立し、今後臨床検査としての活用を目指す。同大の藤枝重治医学部長は「医師が事前に治療効果を患者に説明できるようにすることで、国内のスギ花粉症患者の0・5%ほどしか受けていないこの治療法の普及につなげたい」としている。

 舌下免疫療法は、アレルギーの原因物質を含む錠剤を舌の裏で溶かして体に吸収させ、アレルギー反応を徐々に弱める方法。5歳以上が治療でき、保険が適用される。2年以上毎日繰り返す必要があるが、効果が出るかどうかは個人差があり、治療開始前に効果を予測する方法はこれまでなかった。

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