佐々木朗希の球はなぜ打てない? 専門家が見た「唯一無二」の特徴
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17日の日本ハム戦(千葉・ZOZOマリンスタジアム)に先発したプロ野球・ロッテの佐々木朗希(ろうき)投手(20)が、またも驚異の投球を見せた。史上初の「2試合連続完全試合」は、本人の疲労などを考慮して達成には至らなかったが、佐々木朗の球はなぜここまで打てないのか。動作解析の専門家が指摘するのは「唯一無二」の特徴だ。
日曜午後のZOZOマリンは、再び熱気に包まれた。10日のオリックス戦で史上16人目の完全試合を達成した佐々木朗は、17日も160キロ超の直球とフォークを武器にアウトを重ねた。八回まで一人も走者を出さず、14奪三振の力投。球数が八回終了時点で102球と前回の登板よりかさんでいたため、井口資仁監督は「いろんなことを加味しながら今日は100球弱と思っていた」と降板を決断したが、文字通り圧巻の投球で日本ハム打線を完璧に封じ込めた。
今季の佐々木朗は4試合31イニングを投げて56奪三振、奪三振率16・26という圧倒的な数字をマークしている。動作解析の第一人者である筑波大の川村卓准教授(野球コーチング論)は好投の要因として、まず佐々木朗ならではの投球法に着目する。…
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