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裁判員選任年齢引き下げ 18歳で人を裁く不安にどう応えるか

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裁判員ラウンジでは裁判員経験者がメインスピーカーになり、参加者がその経験を共有する。コロナ禍以前は、対面形式で開催されていた=飯教授提供
裁判員ラウンジでは裁判員経験者がメインスピーカーになり、参加者がその経験を共有する。コロナ禍以前は、対面形式で開催されていた=飯教授提供

 1日の改正民法施行による成人年齢の引き下げと少年法改正に伴い、市民が刑事裁判に参加する「裁判員」に選ばれる年齢も、20歳以上から18歳以上に引き下げられた。18歳で「人を裁く」責任を負うこれからの若者層は、必要な知識をどう身につければいいのだろうか。裁判員制度への理解向上に取り組んできた飯(いい)考行・専修大学教授に伺うとともに、小中高生向けの法教育拡充を目指す大学生たちの取り組みを取材した。【明治大・奥津瑞季(キャンパる編集部)】

 同大で法社会学ゼミを担当する飯教授は2014年から、裁判員に興味のある市民が裁判員経験者や現役の裁判官、弁護士と交流できる「裁判員ラウンジ」を開設。同ゼミの主催行事として、同大神田キャンパスなどで年に4回、開催してきた。新型コロナウイルスのまん延で一時中断したが、オンライン形式で一昨年6月に再開している。

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