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旦過市場火災

旦過市場で2022年4月19日に42店舗を焼く火災が発生、8月10日にも再び大火に。「北九州の台所」のこれからは。

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「北九州の台所」を包んだ猛火 旦過市場、以前から危険性指摘も

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火災で大きく焼け落ちた旦過市場=北九州市小倉北区で2022年4月19日午後3時29分、本社ヘリから上入来尚撮影
火災で大きく焼け落ちた旦過市場=北九州市小倉北区で2022年4月19日午後3時29分、本社ヘリから上入来尚撮影

 19日午前2時40分ごろ、北九州市小倉北区魚町4の旦過(たんが)市場の一角から出火しているとの119番が相次いだ。市消防局などによると、広範囲に延焼して市場一帯(約7600平方メートル)の約2割に当たる約1600平方メートルを焼損し、アーケード内や周辺の店舗や飲食店など40店超が焼けたとみられる。福岡県警小倉北署によると、けが人の情報は確認されていない。市消防局と小倉北署は鎮火次第、合同での実況見分を実施する予定。

 市消防局などによると、消防車など29台が出動して消火に当たり、約9時間後の午前11時55分ごろにほぼ消し止められた。消火作業は午後も続き、鎮火は20日以降とみられる。出火当時、強風注意報などは出ていなかったが、小倉北消防署の担当者は「木造やトタン屋根の店舗が中心的に焼け落ち、それ以外は残っているので、火の回りが早かったのでは」とみる。旦過市場の北側入り口近くにある「新旦過横丁」付近が激しく燃えた…

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