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若者よ、冒険を恐れずに 昔話研究家・小沢俊夫さん、征爾も健二も世界に挑んだ

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(左から)小沢健二さん、小澤征爾さん、小沢俊夫さん、俊夫さんの弟の幹雄さん。親戚が集まり、思い出の歌を歌ったという=1998年(小沢俊夫さん提供)
(左から)小沢健二さん、小澤征爾さん、小沢俊夫さん、俊夫さんの弟の幹雄さん。親戚が集まり、思い出の歌を歌ったという=1998年(小沢俊夫さん提供)

 クラシック愛好家にとっては、世界のオザワこと指揮者の小澤征爾さんの兄、ポップスファンにはオザケンことミュージシャンの小沢健二さんの父をご存じだろうか。昔話研究家の小沢俊夫さんは、御年92歳。華麗な音楽一家をまとめる音楽団長的な存在の小沢さんは、なぜ昔話に魅了されたのか。「昔話って、実は音楽にとっても近いんだ。征爾や健二の人生にも、昔話の大事なテーマが詰まってるんだよ」。オザワ物語の幕が開けた。

 昔話よろしく、むかし、むかし、あるところに……といった調子で、まずは小沢さんと征爾さんの関係に触れたい。5歳下の弟、征爾さんにとって、小沢さんは幼少期から父親のような存在でもあった。

 「征爾が小さい頃、北京におやじを残して一家が帰国したからね。それに僕は面倒見がよかったんだ。征爾が桐朋高校の音楽科を受ける時には、面接に保護者として同席したし、入学式も僕が行った。記念写真に他の生徒の親と一緒に、なぜか僕が納まってる。笑っちゃうよね」

 ちなみに、征爾さんが初めてピアノに触れたのは…

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