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国民の安全脅かす「研究不正」 倫理向上願いサイト開設8年

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研究不正の事例などをまとめたウェブサイト「白楽の研究者倫理」のトップページ
研究不正の事例などをまとめたウェブサイト「白楽の研究者倫理」のトップページ

 研究不正など研究者の「事件」をまとめたウェブサイト「白楽の研究者倫理」の掲載記事数が3月16日に計1000本となった。サイトは海外の研究者による不正事例を中心に掲載している。なぜ研究不正は減らないのか。運営者の白楽ロックビルさん(75)=林正男・お茶の水女子大名誉教授=に聞いた。

 「研究界の研究公正と研究者の倫理を高め、維持するため、研究者の事件データベースを構築し、ネカト・クログレイ・性不正(セクハラ)・アカハラとそれらの事件を解説する」

 サイトのトップページには「ネカト」「クログレイ」など独自の造語が並ぶ。ネカトは研究不正の「捏造(ねつぞう)」「改ざん」「盗用」のことで、三つの行為の頭文字から作成された。クログレイは専門家の間で不正(クロ)、不正とは断定できない行為(グレー)と評価が分かれる事例のことだ。

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