居住地越え学びの場 教育格差解消へオンライン活用 札幌発「寺子屋」 八雲に13校目 /北海道

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開校したばかりの「やくもの寺子屋」からオンライン授業に参加する生徒ら=北海道八雲町で2022年4月16日、三沢邦彦撮影
開校したばかりの「やくもの寺子屋」からオンライン授業に参加する生徒ら=北海道八雲町で2022年4月16日、三沢邦彦撮影

 道内外に住む子どもたちをオンラインでつなぎ、学びの場を提供する札幌市の教育サービス会社「あしたの寺子屋」(嶋本勇介社長)の取り組みが、全国に広がりつつある。今月には13校目となる拠点が八雲町に開校。居住地に関係なく学習機会を創出する「現代版寺子屋」として注目を集めている。【三沢邦彦】

 16日、「勉強とは?」をテーマに開かれたオンライン授業。八雲町の「やくもの寺子屋」の生徒ら4道県の16人が参加し、「なぜ勉強するのか」などについて意見を交わした。

 授業のルールは「分からなくてもOK」「間違いはない」「思ったことは言葉にしてみる」のみ。当初、生徒たちの勉強に対するイメージは「面倒」「楽しくないけど、ためにはなる」などの声が挙がっていたが、議論を続けるうち「楽しくはないけど、将来のためになる」「将来の選択肢を広げるもの」など、自分なりの答えを導き出した。

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