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人工衛星が夜空に描く網目模様 通信網整備で急増 天体観測に影響も

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しし座付近の星空を飛び交う40を超える人工衛星の光跡。右下から左に向かう平行した複数の光跡は「スターリンク衛星」によるものとみられる=群馬県沼田市で2022年4月6日、手塚耕一郎撮影(3秒露光で25分間撮影した画像453枚を比較明合成、赤道儀使用)
しし座付近の星空を飛び交う40を超える人工衛星の光跡。右下から左に向かう平行した複数の光跡は「スターリンク衛星」によるものとみられる=群馬県沼田市で2022年4月6日、手塚耕一郎撮影(3秒露光で25分間撮影した画像453枚を比較明合成、赤道儀使用)

 夜空を静かに動く星のような光の点を見たことはありませんか?

 飛行機と違って点滅をせず、音も聞こえなければ、それは上空数百キロを飛行する人工衛星かもしれません。地球の周囲にはたくさんの人工衛星が回っていて、空を動く姿は肉眼でも数多く見ることができます。ここ数年で民間企業による宇宙ビジネスが急速に広がり、人工衛星の数が急増しています。連載企画「星空と宇宙」、第8回は「人工衛星」がテーマです。【手塚耕一郎】

 世界で最初の人工衛星は、1957年に旧ソ連が打ち上げた「スプートニク1号」でした。日本初は東京大宇宙航空研究所(後の宇宙航空研究開発機構=JAXA)が70年に打ち上げた「おおすみ」です。国連宇宙部(UNOOSA)によると、2021年末現在で1万2000を超える衛星(運用終了したものを含む)が登録されています。

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