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「保育園落ちた日本死ね!!!」に異変 コロナ下の保活事情

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桜咲く季節、子どもが保育園に入園できたかどうかで親たちの生活は大きく変わってしまう(写真はイメージ)=東京都立浮間公園で2022年4月3日、安藤龍朗撮影
桜咲く季節、子どもが保育園に入園できたかどうかで親たちの生活は大きく変わってしまう(写真はイメージ)=東京都立浮間公園で2022年4月3日、安藤龍朗撮影

 保育園に預けないと働けないのに入れない。2016年に「保育園落ちた日本死ね!!!」と窮状を訴える匿名ブログが共感を集め、社会問題化した。インパクトのあるメッセージに、記憶する人たちも多いのではないだろうか。あれから6年。保育園の入園事情に「異変」が起きているという。東京23区の一部では“激戦”だった乳児クラスでも定員割れが目立つ。本当に希望すれば預けられる時代がやってきたのだろうか。【安藤龍朗】

東京23区、入園担当者は“異変”を実感

 東京23区では、保育園入園に向けて相談業務を行う区の担当者が「異変」を感じていた。「昨年度から0歳児クラスの定員割れが目立ち始めました。今までは空きがあっても5月以降にすぐに埋まっていったのですが……」(目黒区保育課)。「一時期に比べると入りやすい状況かもしれません。競争率が高かった1歳児クラスでも空きが出てきたのが今年度の傾向です」(板橋区保育サービス課)。そのような状況に、コロナ禍の影響を指摘する声もある。中央区保育課の古賀政成課長は「窓口や電話の相談を受ける中で、感染を心配して、預けるのを控えている動きがみられます。親の働き方もテレワークなどに変わり、遅くまで預ける必要がない場合もあります」と話す。

 23区の認可保育園を対象に、各区役所に取材したところ、0歳児クラスの空きが最も多かったのは板橋区245人で、文京区234人、品川区219人、足立区219人と続く。

 100人台の空きは12区あった。「激戦」とされる1歳児クラスでも、計17区で50人以上空いている。東京23区全体では、0歳児が計3150人、1歳児は1677人に上った。

激戦区では、第100希望まで書いた保護者も

 ほんの数年前までは考えられない事態ではないだろうか。

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