「非琉球人」からの解放 奄美出身者の複雑な思い 沖縄復帰50年

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
「海上集会」について振り返る青山恵昭さん=沖縄県浦添市で2022年3月、鈴木玲子撮影
「海上集会」について振り返る青山恵昭さん=沖縄県浦添市で2022年3月、鈴木玲子撮影

 太平洋戦争末期に沖縄は米軍に占領され、1952年4月28日に日本が独立を回復した後も、米国統治下に残された。その沖縄で、奄美群島(鹿児島県)など沖縄以外に本籍がある人々は「非琉球人」と称され、在留許可証の携帯義務や公職からの追放、選挙権の制限など、さまざまな制度的な差別を受けた。72年5月15日、沖縄の本土復帰は「非琉球人」とされた人たちにとっては、差別からの「解放」でもあった。

 戦後、米ソ冷戦や中国の共産化など国際情勢が激変する中、米国にとってアジアでの戦略上の拠点として沖縄の重要性は増し、基地拡張が進んだ。基地建設などのため、多くの奄美出身者らが沖縄に移り住んだ。

この記事は有料記事です。

残り2129文字(全文2417文字)

あわせて読みたい

ニュース特集