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早朝5時、家を出発。車を1時間半飛ばして山あいの実家へ向かう。到着すると早速母と2人でタケノコ掘りに出かける。
竹山の急斜面を下りた所は今はすっかり荒れているが、かつては畑だった。猫の額ほどのその土地に、隣接する竹山から真竹が地下茎を伸ばし、毎春、食べきれないほどのタケノコが顔を出す、恵みの大地となっている。
87歳になる母が力強くクワを打ち込みながら、いつもの話を始める。
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