特集

ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

特集一覧

沈没のロシア巡洋艦モスクワ、錯綜する死者数 憤る徴集兵の親族

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
沈没した露軍巡洋艦「モスクワ」とされる画像=2022年4月18日、ウクライナのゲラシチェンコ内相顧問のテレグラムから
沈没した露軍巡洋艦「モスクワ」とされる画像=2022年4月18日、ウクライナのゲラシチェンコ内相顧問のテレグラムから

 ウクライナ侵攻に参加し、14日に沈没した露黒海艦隊旗艦の巡洋艦「モスクワ」の乗組員について、死傷者の情報が錯綜(さくそう)している。露国防省は22日になって初めて「1人死亡、27人不明」と発表したが、独立系メディアは死者が約40人に上るとの見方を報じており、行方不明となった乗組員の家族からは当局への不満が出ている。

 モスクワはウクライナへの巡航ミサイルによる攻撃やウクライナ南部に展開する露軍部隊の防空態勢を支援する役割を担っていたとみられている。14日に艦内で爆発があったことが伝えられた後、母港へえい航中に沈没したことが発表された。ウクライナ軍は対艦ミサイルによる攻撃で撃沈したと発表。露国防省はこれを認めず、艦内で火災が起きた後に「弾薬が爆発した」とし、当初は乗組員が「完全に退避した」と説明していた。

この記事は有料記事です。

残り734文字(全文1090文字)

【ウクライナ侵攻】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集