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実践編/5 岩手・金ケ崎 古民家生かしカフェ開業 歴史的資源を未来に 人・文化交流、新しい価値を

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築130年の古民家を改修したカフェ兼交流スペースを拠点に活動する岩隈大樹さん=岩手県金ケ崎町で2022年3月24日、山田豊撮影
築130年の古民家を改修したカフェ兼交流スペースを拠点に活動する岩隈大樹さん=岩手県金ケ崎町で2022年3月24日、山田豊撮影

 年季の入った梁(はり)に使い込まれた床板、いろりや土間もある古民家に人が集う――。新型コロナウイルス禍の2020年夏、岩手県金ケ崎町にある築130年の古民家でカフェをオープンさせた埼玉県出身の岩隈大樹さん(34)は、歴史や文化といった地域の「資源」を生かした町おこしに取り組む。古いものを保全しながら、新たな価値を見いだそうとしている。

 岩隈さんは東京の大学を卒業後、ダム建設予定地の地域資源調査を行う会社に就職した。いずれ沈みゆく街並みを記録しているうちに、地域に根付いた歴史的な資源が失われていくことが怖くなった。「先人が残した教えはこうして消えていくのか」と、自分の仕事にむなしさも覚えた。

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