特集

ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

特集一覧

ウクライナ侵攻

都内に避難の女性ダンサー 平和へ祈り込め、バレエ披露 武蔵野で30日、発表会に出演 /東京

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
ウクライナから避難してきたバレエダンサーのヴェルラン・ユリーアさん(右)と、ユリーアさんを支援する岡本るみ子さん=都庁で
ウクライナから避難してきたバレエダンサーのヴェルラン・ユリーアさん(右)と、ユリーアさんを支援する岡本るみ子さん=都庁で

 ロシアの軍事侵攻が続くウクライナから避難してきたバレエダンサー、ヴェルラン・ユリーアさん(34)が30日、武蔵野市民文化会館で開かれるバレエ発表会「アンリミテッド・チャリティー・コンサート」に出演する。「ウクライナで苦しむ人々と一緒に踊るような気持ちで舞台に臨みたい」と平和への祈りを込める。

 首都キーフ(キエフ)でバレエ教室の先生として働き、母(58)と2人暮らしをしていた。軍事侵攻が始まった2月24日以降は自宅の地下シェルターに避難したが、鳴り響く爆撃音や破壊される街を見て脱出を決意。友人を頼って隣国ハンガリーに逃げ込んだ。

 日本に避難するきっかけは、以前から親交があった武蔵野市でバレエ教室を開く岡本るみ子さん(67)に3月上旬に送った一通のメールだった。「助けてください」。安否を気にかけていた岡本さんは「力になりたい」と在ハンガリー日本大使館に陳情書を提出。入国が認められ、今月16日にユリーアさんを成田空港で出迎えた。今は都内のホテルに滞在し、来月にも都が無償提供する都営住宅に移る予定だ。

この記事は有料記事です。

残り233文字(全文687文字)

【ウクライナ侵攻】

時系列で見る

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月

ニュース特集