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阪神大震災(1995年)や東日本大震災(2011年)を教訓に、災害時の生活に役立つ情報を提供しようと、田原本町の一般社団法人「県中部で地域FMを作る会」がコミュニティーFM局の設立を計画している。平時にも地元密着の情報を発信し、地域の活性化を図るという。「今の時代にラジオ?」と思いつつ、同会の準備状況や課題、県内のFM事情を探った。【村瀬達男】
同会代表理事で自営業の市原剛さん(53)は、両震災を機にコミュニティーFM局の必要性を痛感した。FMの空白地帯であり、1982(昭和57)年の「大和川大水害」で被害を受けた田原本、三宅、川西3町や天理、桜井、橿原3市に着目。知人で団体職員の越智光男さん(54)や天理市議の市本貴志さん(58)らと2020年から任意団体として活動を始め、田原本町の「アウトドア&防災フェスティバル」にブースを出展した…
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