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田原本町にある多(おお)神社は古事記の編纂(へんさん)者・太安万侶(おおのやすまろ)ゆかりの神社だ。毎年、4月第3日曜日に春の例大祭「おおれんぞ」が開かれてきたが、コロナ禍で、2020年、21年と中止になってしまった。わたしたち「勾玉(まがたま)天龍座」は、毎年新作の「朗読劇古事記」を奉納上演してきたが、それもできなかった。今年もまた、おおれんぞは中止で、神事だけとなったが、宮司の多忠記(おおただふみ)さん(78)にお願いして、無観客で奉納だけさせていただいた。
上演した「悪疫退散 オオタタネコを探せ!」は、疫病が大流行した崇神(すじん)天皇の時代の物語。天皇は大物主(おおものぬし)から夢のお告げで「オオタタネコを探して、わたしを祀(まつ)らせろ」と言われる。その通りにすると疫病が収まる。もちろん、コロナ退散祈願を込めた作品だ。
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