防災をタイムラインで 国も参加する全国ネット発足の狙いは

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水害を想定した長崎県諫早市のタイムライン=同市で2019年6月、森園道子撮影
水害を想定した長崎県諫早市のタイムライン=同市で2019年6月、森園道子撮影

 SNS(ネット交流サービス)で「タイムライン」と言えば、時系列に並べた投稿を指す。一方、防災分野では災害を時間軸で捉え、あらかじめ「いつ」「誰が」「何をするのか」という役割を、自治体などが共有する「事前防災行動計画」のことだ。そのタイムライン防災で、市町村や国などが連携した全国ネットワークが5月10日に発足する。減災の切り札になるのか。狙いに迫った。

あらかじめ役割を共有

 札幌市から北東へ約70キロ離れた北海道滝川市。石狩川と空知(そらち)川に挟まれるようにして、両川が合流する地点のすぐ北側に位置する。市などが参加する滝川地区のタイムラインは台風による水害などに備えた計画で、次のようなものだ。

 例えば、水害などの発生3~4日前なら、すべき防災行動は「通信設備の確認」「パトロール体制の確認」。発生12~24時間前なら「警戒区域の設定」「障害者などを受け入れる福祉避難所の開設」。このように災害発生時を起点に、4日前から2日後までの間を中心に何をすべきかをまとめている。その項目は450近くに上る。実際は、札幌管区気象台などから寄せられる情報を基に、水害などの発生時を想定…

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