- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

福岡国際空港が26日発表した2021年度(22年3月期)決算は、新型コロナウイルス禍による旅客低迷が続き、最終(当期)損益は171億円の赤字だった。赤字幅は20年度の219億円から圧縮したが、19年4月の民営化以降、3期連続の赤字。国際線旅客の回復が見通せない中、厳しい経営を強いられている。【久野洋】
負債が資産を上回る債務超過状態が続き、超過額は22年3月末時点で197億円に拡大。記者会見した永竿哲哉社長は「コロナが収束すれば訪日客も回復する。時間はかかるが、黒字化により債務超過を解消したい」と説明した。同社への出資企業や金融機関も了承しており、増資の計画はないという。現金、預金も3月末時点で473億円あり、資金繰りの心配もないとしている。
この記事は有料記事です。
残り474文字(全文800文字)