相模原殺傷の植松死刑囚が再審請求 横浜地裁に 1審は控訴取り下げ

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横浜地裁=洪玟香撮影 拡大
横浜地裁=洪玟香撮影

 2016年に相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で19人が殺害された事件で、殺人罪などで死刑が確定した植松聖(さとし)死刑囚(32)が横浜地裁に再審を請求したことが判明した。請求は4月1日付で、翌日受理されたという。地裁は今後、再審開始決定の可否について判断する。

 横浜地裁は20年3月、植松被告(当時)の刑事責任能力を認め、「19人もの人命が奪われたという結果は他の事例と比較できないほど重大。動機に酌量の余地はなく、死刑をもって臨むほかない」として、求刑通り死刑を言い渡した。弁護人は判決を不服として控訴したものの、被告が控訴期限前に自ら取り下げて判決が確定した。

 被告は公判の最終意見陳述で「1審だけでも長いと思った。これは文句ではなく、裁判はとても疲れるので負の感情が生まれる」と語り、判決内容にかかわらず控訴しない考えを強調した。死刑判決後の20年3月に横浜拘置支所で毎日新聞などと接見した際にも「もう十分です。延ばしたところでたいした意味はない」と説明していた。

 確定判決によると、16年7月26日未明、津久井やまゆり園に侵入し、包丁などで10~70代の利用者だった男性9人、女性10人の首や胸を刺して殺害。職員も含めた26人に重軽傷を負わせた。【園部仁史】

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