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ラグビー・リーグワン初代トライ王へ 埼玉のエース竹山晃暉

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仲間のトライに笑顔を見せる埼玉のWTB竹山晃暉(右から2人目)=埼玉県熊谷市で2022年4月16日、角田直哉撮影
仲間のトライに笑顔を見せる埼玉のWTB竹山晃暉(右から2人目)=埼玉県熊谷市で2022年4月16日、角田直哉撮影

 スペースを見つける鋭い嗅覚と力強いランで、相手ゴールに迫る。ラグビー・リーグワンの埼玉パナソニックワイルドナイツのウイング(WTB)竹山晃暉(こうき、25歳)は、今季もフィニッシャーとして勝負強さを発揮。第14節終了時点で9トライをマークし、新リーグ・リーグワンの初代トライ王も射程圏内だ。偉大な先輩の影を払いのけ、エースへの道を駆け上がっている。

 春めいた穏やかな気候の中、チームカラーの青に染まった本拠地・熊谷ラグビー場の客席を一気に沸かせた。第13節(4月16日)の神戸戦。わずか1点リードの後半19分、相手陣のゴール前右中間でスクラムを押し込むと、スペースのできた狭いサイドに展開。スクラムハーフ(SH)内田啓介からパスを受けた竹山は一気に加速し、インゴール右隅に飛び込んだ。

 力強くガッツポーズするのとほぼ同時に、チームメートに囲まれて笑顔を見せる竹山。6000人超の拍手を一身に浴び、勝利の立役者は「ホームの熊谷でファンの応援が選手みんなの力になった。グラウンドでプレーしていてもタオルなどで青くスタンドが染まっているのを見て、すごく背中を押された」と、うれしそうに語った。

 見る者を引きつける華麗なプレースタイルに、明るい性格。さらに父が元力士という話題性も手伝って早くから注目を集め、将来を嘱望されてきた。その名をとどろかせたのは…

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