谷川浩司九段 羽生世代との苦闘の末につかんだ十七世名人
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藤井聡太王将(19)=5冠=が第81期からA級順位戦に参加し、名人戦の挑戦権獲得に挑むが、現在、名人位の最年少獲得記録を保持しているのは谷川浩司九段(60)である。1983年、第41期名人戦で、加藤一二三名人(当時)を4勝2敗で破り、21歳2カ月で名人位を奪取した。中学2年の冬にプロになって6年半。初タイトルでもあった。谷川九段の名人戦登場は通算11回。その中で、通算5期を達成し、十七世名人の資格を得た97年の羽生善治名人(当時)との第55期名人戦を振り返る。【新土居仁昌】
どうしても負けられない七番勝負
谷川と羽生はこれまで22回タイトル戦を戦っているが、名人戦は意外にも97年のこの1回だけ。羽生は前年、谷川から王将を奪取して前人未到の7冠制覇を達成。最大で4冠を誇示し、名人も4期獲得していた谷川は無冠に突き落とされた。「20代のうちに永世名人の資格を得るチャンスがあったが、28歳で失冠した後は挑戦者にさえなれず、足踏みしているうちに羽生さんが名人になり3連覇された」。谷川は96年秋に羽生から竜王を奪取していたが、迎えた翌年の第55期名人戦は十七世名人の先陣争いの大舞台。負ければ羽生に追いつかれ、谷川は圧倒的に不利な立場に追い込まれる。久しぶりの名人戦を楽しみたい気持ちの一方で、どうしても負けられないシリーズだった。
「実は正直言って、…
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