あの町の逸品

岩手・雫石 木工家具 森の恵みを生かす 子供の笑顔を思い製作

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岩手県雫石町のふるさと納税の返礼品になっているカバン掛け「木でつくった樹」=おりつめ木工提供
岩手県雫石町のふるさと納税の返礼品になっているカバン掛け「木でつくった樹」=おりつめ木工提供

 森林面積が県土の8割を占める岩手県は、木材の生産量も全国有数で北海道と宮崎県に次ぐ量を誇る。県内では豊富な森の恵みを活用する動きが盛んで、ふるさと納税の返礼品にも地元の木を生かしたユニークなデザインの木工品が採用されている。

 カラフルな小鳥やリスの飾りつけがにぎやかな木製のカバン掛け。ランドセルの他、帽子などを掛けられるもので「木でつくった樹」と名付けられている。子供たちに喜んでもらいたいと考案した商品は、2021年9月から岩手県雫石町の返礼品として提供が始まった。町に29万7000円以上寄付すると、約1カ月後に届く受注生産の返礼品だ。

 カバン掛けを製作するのは同町の木工所「おりつめ木工」。切り盛りする和山忠吉さん(64)は岩手出身で、子供の頃から雪山で滑るそりを木で手作りするなど、木材や木工が身近だったという。県立二戸専修職業訓練校木工科を修了後、建具職人の見習いとして働き始め、1983年に独立。00年に雫石町の工房に拠点を移した。

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