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知床観光船事故

2022年4月23日、知床半島沖で観光船が沈没。乗客乗員計26人のうち14人が死亡、12人が行方不明に。

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知床観光船、衛星電話故障、船側の携帯は圏外 通報は客の携帯から

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羅臼沖で行方不明者の捜索を続ける海上保安庁の測量船。奥は国後島=北海道羅臼町で2022年4月30日午前10時15分、貝塚太一撮影
羅臼沖で行方不明者の捜索を続ける海上保安庁の測量船。奥は国後島=北海道羅臼町で2022年4月30日午前10時15分、貝塚太一撮影

 北海道・知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没した事故で、カズワンが事故3日前の4月20日に船舶検査を受けた際、船長から通信手段として衛星電話から携帯電話に変更したいとの申し出があったことが、国土交通省への取材で判明した。ただしカズワンの航路の大半では船側の携帯電話は通信圏外となり、事故当日も、船からの118番通報は乗客の携帯からかかってきたものだった。通信が不通になる可能性がある中で申し出を認めたことは、船舶検査のあり方に課題を残している。

 国交省によると、カズワンに実施されたのは船舶安全法に基づく中間検査で、日本小型船舶検査機構(JCI)札幌支部が国の代行機関として検査を担当し、豊田徳幸船長(54)=行方不明=から通信手段を携帯電話に変更したいとの申し出があった。カズワンの衛星電話が壊れていたため申し出たとみられる。運航会社「知床遊覧船」(北海道斜里町)の桂田精一社長(58)も27日の記者会見で、衛星電話の不具合を認識していたと説…

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【知床観光船事故】

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