成田空港に「秘境」あり 30年前のターミナル駅にタイムスリップ

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
現在の東成田駅。かつて日本の玄関口を代表するターミナル駅だった頃の面影を残す=千葉県成田市の京成電鉄東成田駅で2022年4月21日、倉岡一樹撮影
現在の東成田駅。かつて日本の玄関口を代表するターミナル駅だった頃の面影を残す=千葉県成田市の京成電鉄東成田駅で2022年4月21日、倉岡一樹撮影

 日本の空の玄関口、成田空港(千葉県成田市)。その一角に“秘境”があると聞いた。それは現役の鉄道駅だという。期待と戸惑いを胸に訪れたのは、東京と成田空港を結ぶ京成電鉄の東成田駅である。現在は乗降客数が1日1500人の小さな駅だが、そこは1991年まで「成田空港駅」を名乗る主要なターミナル駅で、まるで時計の針が30年止まっているような不思議な空間だった。【倉岡一樹、写真も】

この記事は有料記事です。

残り4687文字(全文4874文字)

あわせて読みたい

ニュース特集