- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

「攻撃目標になる」懸念示す住民も
沖縄本島から360キロ東に浮かぶ北大東島(沖縄県北大東村)は、人口約560人の沖縄最東端の国境離島だ。1903年に東京・八丈島出身者によって開拓された島には、今では沖縄本島からの移住者も増え、サトウキビなど農業が産業の柱となった。この島に航空自衛隊のレーダーを配備する検討が進められている。
きっかけは、2021年12月9日に村議会で全会一致で可決した自衛隊誘致に関する意見書だ。「外国の一方的軍事進出」の拡大を懸念し「本島周辺での軍事活動も、迫りくる恐怖として島民一同感じている」と配備を求めた。実際、その10日後、中国海軍の空母「遼寧」など計6隻が北大東島周辺の公海を初めて航行し、艦載機の発着も確認された。島内では、海洋進出を強める中国への警戒感が強まる。
この記事は有料記事です。
残り883文字(全文1231文字)