母の日を前にカーネーション品薄 こんなところにも戦争の影

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店内に並ぶカーネーションの切り花=東京都台東区の花ふじ生花店で2022年4月27日、町野幸撮影
店内に並ぶカーネーションの切り花=東京都台東区の花ふじ生花店で2022年4月27日、町野幸撮影

 5月8日は母の日。この日を前に色鮮やかなカーネーションが生花店の売り場に並ぶが、今年は例年に比べ品薄な状態という。何が起きているのか。

切り花の仕入れ値は2~3割高

 東京都台東区の「花ふじ生花店」では、前の年に比べ、カーネーションの切り花の仕入れ値が2~3割ほど高くなったという。運営会社社長の小幡昌広さん(64)は「今、市場でカーネーションは品薄状態。うちは一定量確保できたが入荷困難な店もある」と話す。

 農林水産省によると、カーネーションの切り花の国内流通量は推計で年間6・2億本(2020年)。このうち6割強の3・9億本が実は輸入品なのだ。さらに輸入品の約7割はコロンビア産が占めている。

 国内では長野県や愛知県などが主な産地だが、母の日に向けて需要が集中するこの時期は、国産だけでは追いつかない。そのため大量供給が可能で値段も国産より安い海外産に頼っているのが現状だ。

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