「猫にマタタビ、は蚊よけ」 研究の岩手大院生に米学会が最優秀賞

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米学会コンテストで最優秀賞を受賞したことを報告する上野山怜子さん=盛岡市の岩手大で2022年5月2日、釣田祐喜撮影 拡大
米学会コンテストで最優秀賞を受賞したことを報告する上野山怜子さん=盛岡市の岩手大で2022年5月2日、釣田祐喜撮影

 マタタビと猫の関係について独自の研究を続ける岩手大院生の上野山怜子さん(24)が、米学会コンテストで最優秀賞を受賞し2日、盛岡市内で報告記者会見を開いた。上野山さんは「大きな学会での賞だけに、大変光栄」と喜びを語った。

 上野山さんは、猫がマタタビに体をこすりつける行動にはマタタビ特有の物質が関係していることを突き止め、この物質に蚊を遠ざける効果があることを解明。2021年1月に研究成果を発表すると全国の愛猫家からメールや手紙が届くなど大きな反響があった。

 さらに22年2月、科学誌「サイエンス」を発行する世界最大級の学術団体、米科学振興協会の主催するコンテストで最優秀賞を受賞した。

 日本の学生の受賞は過去10年で他に例がないといい、指導教官の宮崎雅雄教授は「猫がマタタビを体にこすりつける理由は長年はっきりしていなかったが、その一端が明らかになったことが高く評価された」と語った。

 小学生のころから猫を飼い、大学に入ってから大好きな猫の研究を始めたという上野山さん。将来の目標は科学と動物の組み合わさった分野で研究することだといい「受賞を糧に、より良い研究者になるため励みたい」と語った。【釣田祐喜】

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