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知床観光船事故

2022年4月23日、知床半島沖で観光船が沈没。乗客乗員計26人のうち14人が死亡、12人が行方不明に。

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知床観光船、社長ら訴追の行方は 捜査のポイントを専門家が解説

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家宅捜索に入った「知床遊覧船」の事務所(左)から押収した資料などが入った段ボールを運び出す海上保安庁の職員ら=北海道斜里町で2022年5月2日午後8時3分、貝塚太一撮影
家宅捜索に入った「知床遊覧船」の事務所(左)から押収した資料などが入った段ボールを運び出す海上保安庁の職員ら=北海道斜里町で2022年5月2日午後8時3分、貝塚太一撮影

 第1管区海上保安本部は2日、「知床遊覧船」の桂田精一社長と、事故後行方不明の豊田徳幸船長に対する業務上過失致死容疑で同社事務所などを家宅捜索した。荒天が予想される中、船からの通信が不安定な状態で運航を決行した疑いがあり、運航中止などの事故回避措置を講じなかった判断の妥当性が捜査の焦点になるとみられる。

 業務上過失致死罪の成立には、事故を予見できたか(予見可能性)と、事故を防げたか(結果回避可能性)の立証が必要。桂田社長は4月27日の記者会見で、当日は天気が荒れる可能性を認識していたとしつつ、「船長と話し合い、海が荒れたら引き返す『条件付き運航』だった」と説明。通信手段は海上で圏外となることも多い携帯電話に頼っていたことが判明している。

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【知床観光船事故】

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