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熱海土石流

静岡県熱海市伊豆山地区で2021年7月3日、大規模な土石流が発生。災害関連死を含む28人が犠牲になりました。

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見えぬ盛り土の実態 県と市、責任押しつけ合い?熱海土石流10カ月

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ドローンで撮影された静岡県熱海市伊豆山地区で発生した土石流の起点=県提供
ドローンで撮影された静岡県熱海市伊豆山地区で発生した土石流の起点=県提供

 災害関連死を含め死者27人、行方不明者1人を出した静岡県熱海市伊豆山地区での土石流災害は3日、発生から10カ月を迎えた。土石流の起点にあった盛り土の崩落が大惨事を引き起こしたとされる。市議会の調査特別委員会(百条委員会)で5回開かれた参考人招致と県の第三者委員会を軸に、盛り土の造成から崩落に至る実態がどこまで解明されたのか振り返る。【太田圭介、深野麟之介】

 2021年7月3日朝、伊豆山地区を流れる逢初(あいぞめ)川に沿って132棟もの建物が土石流にのまれた。上流から押し寄せた土砂は県の推計で約5・5万立方メートル。大部分が崩れた盛り土で、崩落せず約2万立方メートルが残るとこれまで説明してきた。

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