「何でこんなにいい物が?」北海道の郷土資料館にある、二つの日本一

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興味のあるものがあるはずです」と来館を呼びかける学芸員の竹田聡さん=北海道知内町郷土資料館で、三沢邦彦撮影
興味のあるものがあるはずです」と来館を呼びかける学芸員の竹田聡さん=北海道知内町郷土資料館で、三沢邦彦撮影

 眼前に津軽海峡が広がる北海道知内町。1984年に開館した郷土資料館には日本で一番古い副葬品と、日本で1枚しか出土していない古銭という「二つの日本一」が展示されている。学芸員の竹田聡さん(40)は「あまり知られていない。『何でこんなにいい物があるの』とよく言われます」と笑う。

ロマン感じる古銭と副葬品

 副葬品が発見されたのは83年。町内の「湯の里4遺跡」発掘調査で、旧石器時代の石器とともに一部が欠損した琥珀(こはく)と、石製の垂飾(すいしょく)がそれぞれ1個、石製の小玉3個が見つかった。約2万年前の墓からの発見に竹田さんは「それまで縄文時代とされていた墓の起源を旧石器時代までさかのぼることができる」と、その価値を強調する。

 当時、お墓も日本最古とされていたが、2017年に沖縄県石垣市の洞窟遺跡から風葬された人骨が見つかり、日本最古は譲った。竹田さんは「沖縄では副葬品は見つかっておらず、土の中から見つかったお墓としては日本最古の出土品と説明しています」と話す。発掘された垂飾は日本原産ではない。大陸との交渉史を考える上で学術的な価値が高く、91年に国の重要文化財に指定された。

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