壇ノ浦で滅びず? 平家落人伝説の里を「末裔」の記者が訪ねた

安徳天皇と平家の伝承が多く残る東祖谷の集落=徳島県三好市東祖谷中上で2022年4月30日午後2時34分、野原寛史撮影
安徳天皇と平家の伝承が多く残る東祖谷の集落=徳島県三好市東祖谷中上で2022年4月30日午後2時34分、野原寛史撮影

 放送中のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は、まもなく源平合戦のクライマックス、壇ノ浦の戦い(1185年)にさしかかる。壇ノ浦では、幼い安徳天皇は滅びゆく平家一門と海に身を投げたとされる。だが今も全国に平家の落人伝説が残り、安徳天皇が生き延びたとの言い伝えを守る地域さえある。それはなぜなのか。父方が平家の落人だったと口伝されて育った自称「末裔(まつえい)」の記者が伝説の隠れ里を訪ねた。

 平家の落人伝説とは、源平合戦で敗れた平家の将兵が落ち延びて土着した、あるいは追討軍と戦って悲運の最期を遂げたといった内容だ。13世紀成立の軍記物語「平家物語」では、勝者の源頼朝は厳しい残党狩りを命じており、平家の落人は人里離れた山間部に身を潜めたとされる。記者の父方の先祖も富山県南砺(なんと)市の山中に潜伏。室町時代に土地の寄進の功があって時の後小松天皇に新たな姓を賜り、同市一帯で再興したと、生…

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