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ウクライナ侵攻

ロシア軍がウクライナに侵攻。米欧や日本は対露制裁を決めるなど対立が先鋭化しています。

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ウクライナから避難の母とともに「音楽で平和の大切さ伝えたい」

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避難体験を語り、歌を披露したマリヤさん(右)とカテリーナさん親子=東京都世田谷区で2022年4月26日、和田大典撮影
避難体験を語り、歌を披露したマリヤさん(右)とカテリーナさん親子=東京都世田谷区で2022年4月26日、和田大典撮影

 ウクライナ北部のチェルノブイリ原発事故から36年となる4月26日、東京都内のイベント会場に同国の伝統弦楽器、バンドゥーラを抱えたカテリーナ・グジーさん(36)と、ロシアによる軍事侵攻後に日本に避難している母マリヤさん(68)の姿があった。

 カテリーナさんは2006年に日本に移住。日本人男性と結婚し、プロのバンドゥーラ奏者として活動してきた。ロシアの侵攻後、「今こそバンドゥーラ(演奏)を聴きたい」というメッセージが多く寄せられ、音楽を通して平和の大切さを訴える決意をした。

 1986年、チェルノブイリ原発近くのプリピャチで生まれたカテリーナさん。生後1カ月で原発事故が起こり、一家で首都キーウに避難した。母マリヤさんは今回のロシアの侵攻でキーウからポーランドに脱出。3月にカテリーナさんのもとに身を寄せた。

 来日直後は疲労から自力で歩けず、車いすで移動したマリヤさん。4月のイベントでは自分の足で立ったまま、2度の避難体験を振り返った。終了後、「以前は健康が一番と思っていたけど、今は平和が一番」と話した。

 母国では子守歌としてよく歌われるというウクライナ民謡を歌ったカテリーナさん。「(軍事侵攻)前は子守歌を歌う気持ちで歌っていたけど、今は心の中での怒り、叫び、それが強くなりました」と力を込めた。2人は今後も各地で演奏会を行う予定だ。【和田大典】

【ウクライナ侵攻】

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