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あの町の逸品

 2008年度に始まったふるさと納税は、納税者が出身地など応援したい自治体に寄付すると、自己負担の2000円を除いた額が、所得税や住民税から控除(還付・減額)される。自治体にとっては、返礼品を通じて町の特産品をPRする機会にもなっている。返礼品に選ばれた東北各地の「逸品」を紹介する。

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あの町の逸品

山形・新庄 はえぬき 甘みしっかり、高評価 東北1位、支える若い力

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「知名度では『コシヒカリ』にかなわないが、味は『はえぬき』も負けない」と語る新庄屋の佐藤光社長=山形県新庄市で2022年4月25日、神崎修一撮影
「知名度では『コシヒカリ』にかなわないが、味は『はえぬき』も負けない」と語る新庄屋の佐藤光社長=山形県新庄市で2022年4月25日、神崎修一撮影

 コメの生産量が新潟、北海道、秋田に続いて全国4位の山形県。東北有数の産地を抱える県内では、ふるさと納税の返礼品として、コメが採用されるケースが多い。中でも高い人気を誇るのが新庄市の「はえぬき」だ。

 精米5キロの2袋セットで、市に9000円以上寄付すると選べる。大手仲介サイト「さとふる」では、2020年の人気ランキングで東北1位に輝いた。

 人気の背景には、市出身の若き経営者の存在がある。はえぬきを提供するのは、農産物の通販などを手がける「新庄屋」(東京)。社長の佐藤光さん(36)が「新庄のおいしい『はえぬき』を広めたい」と都内の大学卒業後の11年に起業した。信頼できる地元の農家から直接買い付けたコメを、飲食店に卸したり、通販サイトなどで販売したりしている。

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