相撲界の「大谷・羽生世代」若隆景 大関目指し飛躍の夏へ

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大相撲春場所で初優勝し、優勝額用の写真撮影に臨んだ若隆景(中央)初優勝。次兄の若元春(左)、長兄の若隆元とともに「大波3兄弟」がそろい踏み=東京都渋谷区のスタジオで2022年4月7日、松田嘉徳撮影
大相撲春場所で初優勝し、優勝額用の写真撮影に臨んだ若隆景(中央)初優勝。次兄の若元春(左)、長兄の若隆元とともに「大波3兄弟」がそろい踏み=東京都渋谷区のスタジオで2022年4月7日、松田嘉徳撮影

 大相撲夏場所(8日初日、東京・両国国技館)で注目の力士は、2場所連続優勝を目指す関脇・若隆景(27)=荒汐部屋=だ。双葉山以来、86年ぶりの新関脇優勝を果たした春場所後は、東京・両国国技館内に掲示される優勝額用の写真撮影も経験。「わんぱく相撲の時から国技館に来て優勝額を見ていた。まさか自分の額が並ぶことになるとは。驚きで、不思議です」。優勝力士としての感慨を力に変え、飛躍を期す。

 福島県出身力士として50年ぶりに幕内優勝を果たした若隆景は、福島市から表彰されるなど慌ただしい日々を送ったが、歓喜に浸って休みをとったのは1週間のみ。早々に稽古(けいこ)を再開し、慢心することなく技を磨いている。2人の兄も相撲界で奮闘し、地元では本名の姓から「大波3兄弟」と呼ばれている。荒汐部屋での稽古では、長兄の幕下・若隆元、次兄の前頭・若元春らと相撲を取り、汗を流す。

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