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力士出身地の勢力図に国際化の波 かつての「相撲王国」も…

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大相撲夏場所の新弟子検査を受けた東大生の須山穂嵩=東京都墨田区の両国国技館で2022年4月15日(日本相撲協会提供)
大相撲夏場所の新弟子検査を受けた東大生の須山穂嵩=東京都墨田区の両国国技館で2022年4月15日(日本相撲協会提供)

 日本相撲協会が1957年から本場所の正式名称について月名を冠することにしたのは以前触れた。5月場所の別名・夏場所は俗称になるが、東京・両国国技館の前を流れる隅田川からの初夏の川風に力士のぼりが揺れている。「夏場所や 汐風うまき 隅田川」(牧野寥々)の句に表されるようにやはり「夏場所」の呼称は味わいがある。

 エレベーター方式になった呼び出しが太鼓をたたくやぐらの上から2本の出しっ幣(ぺい)も突き出され、8日の初日を待つばかりだ。

 新番付では今場所から三段目が20人減って180人になった。東西90人ずつから100人になったのは蔵前国技館時代の84年1月場所だから、しばらくぶりの削減だ。

 3月場所は俗称で春場所、あるいは大阪場所のほかに就職場所ともいわれる。学校を卒業してどっと入門するからだ。とはいえ3月場所の新弟子検査を受けたのは37人。彼らが初めて番付に載った今場所の力士数は638人。…

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