飛べない鳥の化石 「おんぶのため進化」の新種と判明 推測覆す

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「アンナカコバネハクチョウ」の全身骨格=群馬県庁で2022年4月28日午前11時10分、川地隆史撮影
「アンナカコバネハクチョウ」の全身骨格=群馬県庁で2022年4月28日午前11時10分、川地隆史撮影

 群馬県富岡市の県立自然史博物館は、安中市原市の約1150万年前の地層から見つかった通称「アンナカコバネハクチョウ」と呼ばれる鳥類の化石が京都大との共同研究でカモ科の新属新種と判明したと発表した。ハクチョウの仲間でありながら飛ぶことはできず、翼でひなをおんぶしていたと考えられる。【川地隆史】

 化石は安中市在住のアマチュア化石収集家、中島一さんが2000年に発見した。新属新種と分かり、学名は地名と発見者の名前にちなんで「アンナカキグナ・ハジメイ」と名付けられた。

 発見当初は「飛ばなくなった進化」をしたと推測されていたが、肩を上げたままの骨格など、他の鳥類にはない特徴があり、「おんぶのための進化」を遂げた新属新種と結論づけられた。共同研究に取り組んだ京都大大学院の松岡広繁助教(古生物学)は進化の理由について、「天敵がいなかったからではないか」と説明する。

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