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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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「未来をひらく場所に」 大川小遺族が語り継ぐ震災遺構の保存

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震災遺構・大川小で語り部活動を続ける「大川伝承の会」共同代表の佐藤敏郎さん=宮城県石巻市釜谷の同小で2022年4月26日午後4時5分、百武信幸撮影
震災遺構・大川小で語り部活動を続ける「大川伝承の会」共同代表の佐藤敏郎さん=宮城県石巻市釜谷の同小で2022年4月26日午後4時5分、百武信幸撮影

 東日本大震災の被災地では、11年が過ぎてなお、悲しみの記憶が刻まれた場所で語り部活動を続ける遺族らの姿がある。彼らは何を伝え、未来に何を残そうとしているのか。多くの幼い命が失われ、今は震災遺構として残る宮城県石巻市の大川小学校で活動を続ける佐藤敏郎さん(58)に、被災地を訪れる人たちと共に考えたいことを聞いた。

 宮城県石巻市の北上川河口に近い大川小学校では、東日本大震災の津波で児童70人と教職員10人が亡くなり今も4人が行方不明だ。地震後、津波が校舎周辺を襲うまで約50分、近くには子供らが普段から上っていた裏山がありスクールバスも待機していた。迎えに来た保護者も津波の危険性を伝え、避難する時間も手段も情報もあった。現場にいた先生も子供たちを守りたかったはずなのに、避難するという「判断」と「行動」につなげ…

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【東日本大震災】

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