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器に山盛りの豚骨が圧巻の「骨汁」。沖縄そばのだしを取る際に使われ、肉が残っている骨を使ったスープ料理だ。
元々、食堂のまかないが常連客の間で評判になり広まったとされる。だしの骨で作るため、提供できる数が限られているが、那覇市安里の栄町市場内にある「骨汁屋」は県内でも珍しい専門店。「我那覇アグー」や「金アグー」などの厳選した豚骨を仕入れており、化学調味料・添加物は一切使っていない。
骨汁(900円)はじっくり煮込んであり、肉がほろほろと取れ、軟骨も美味。すっきりとしているが、自然なうまみが広がる。肉の多い部位を味付けして乗せた骨丼とのセット(1000円)は、ヨモギ、ニンジン、みそ、卵黄などがついてくる。好みで骨汁に野菜や薬味をまぜ、丼に卵黄や汁を入れるなどさまざまな食べ方を楽しめる。
店主の山口貴裕さん(36)は兵庫県出身だが沖縄に移住して飲食業を始めた。「コラーゲンもたっぷりで栄養価も高い健康食」とPRする。