渡米できぬ大統領に?フィリピン・マルコス氏、3000億円賠償の壁

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フィリピン大統領在任当時のマルコス氏(右)と長男フェルディナンド・マルコス氏=マニラで1972年1月、AP
フィリピン大統領在任当時のマルコス氏(右)と長男フェルディナンド・マルコス氏=マニラで1972年1月、AP

 9日のフィリピン大統領選挙で勝利したフェルディナンド・マルコス元上院議員(64)について、渡米できない大統領になるかもしれないとの指摘がフィリピンメディアで上がっている。マルコス氏は長期独裁政権で反政府運動を厳しく弾圧した故マルコス元大統領の長男。米国の裁判所が当時の人権侵害に対する賠償金など23億ドル(約3000億円)の支払いを命じているのに対し、マルコス氏側はこれを拒んでおり、米国を訪れた場合、拘束される可能性があるためだ。

 1989年のマルコス元大統領の死去後、マルコス政権が発令した戒厳令下で弾圧された人たちが、米ハワイ州に亡命していたマルコス一家に賠償を求めて現地の裁判所に提訴。裁判所は95年の判決で人権侵害を認め、マルコス氏や元大統領の妻イメルダ氏(92)らに約19億ドルを支払うよう命じた。

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