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高橋智史が撮る故郷・秋田

「第38回土門拳賞」受賞者のフォトジャーナリスト・高橋智史氏が撮影した、故郷・秋田をテーマにした作品を紹介します。

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高橋智史が撮る故郷・秋田

受け継がれしものたち 五城目 だまこ鍋が縁つむぐ

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だまこ鍋を器によそう石井邦子さん=秋田県五城目町の石井さん宅で2022年4月撮影
だまこ鍋を器によそう石井邦子さん=秋田県五城目町の石井さん宅で2022年4月撮影

 秋田弁で、何かを丸めることを「だまける」と言う。きりたんぽ鍋と並ぶ、秋田の代表的な郷土料理の「だまこ鍋」は、その語源が由来となっている。炊いたお米をつぶし、小さく丸めた「だまこもち」を、比内地鶏を用いたしょうゆ味のだしに入れ、ゴボウ、マイタケ、セリ、ネギ、地鶏肉とともに煮込み、だまこ鍋が完成する。五城目町周辺が発祥とされ、家庭料理のみならず、お祝いごとや大切な行事を彩る鍋として、古くから食べられてきた。

 この日、だまこ鍋をふるまってくれた「五城目町米消費拡大地域活動推進委員会」のメンバーの一人である石井邦子さん(77)は、「昔は、近くの川でカジカがたくさんとれたので、カジカをだしに使ったみそ仕立てのだまこ鍋も食べていました」と振り返る。

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