- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

秋田弁で、何かを丸めることを「だまける」と言う。きりたんぽ鍋と並ぶ、秋田の代表的な郷土料理の「だまこ鍋」は、その語源が由来となっている。炊いたお米をつぶし、小さく丸めた「だまこもち」を、比内地鶏を用いたしょうゆ味のだしに入れ、ゴボウ、マイタケ、セリ、ネギ、地鶏肉とともに煮込み、だまこ鍋が完成する。五城目町周辺が発祥とされ、家庭料理のみならず、お祝いごとや大切な行事を彩る鍋として、古くから食べられてきた。
この日、だまこ鍋をふるまってくれた「五城目町米消費拡大地域活動推進委員会」のメンバーの一人である石井邦子さん(77)は、「昔は、近くの川でカジカがたくさんとれたので、カジカをだしに使ったみそ仕立てのだまこ鍋も食べていました」と振り返る。
この記事は有料記事です。
残り520文字(全文843文字)