英虞湾のナマコ激減 海藻が消滅「磯焼け」進行 三重大大学院・松田教授が調査 /三重

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海底で生息するアオナマコ=松田浩一教授提供
海底で生息するアオナマコ=松田浩一教授提供

 志摩市の英虞湾で、古くから珍味として食用されてきたナマコの漁獲量が急激に減っていることが、三重大大学院水産実験所(鳥羽市小浜町)の松田浩一教授の調査で明らかになった。海藻が消滅する「磯焼け」が同湾内で進行し、ナマコの生息環境が失われたのが原因とみられる。松田教授は「海水温が上昇する黒潮の大蛇行を原因とした磯焼けが、このままでは志摩半島を覆いつくしかねない」と警鐘を鳴らしている。【林一茂】

 同教授によると、志摩、鳥羽地方で食用されているナマコは、アカ、アオ、クロの3種。主としてアカは太平洋岸、アオ、クロは湾などの内海に生息する。英虞湾内でナマコの生息数が減っているという漁業者の指摘を受け、2015年から21年にかけ、湾内に設置された三重外湾漁協片田魚市場(志摩市志摩町)に集荷されるナマコの漁獲量を調べた。

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