点字毎日が創刊100年 少数派の文化の歴史、1世紀刻み続け

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
現在稼働しているドイツ製の点字輪転機=大阪市北区の毎日新聞大阪本社で、菱田諭士撮影
現在稼働しているドイツ製の点字輪転機=大阪市北区の毎日新聞大阪本社で、菱田諭士撮影

 1922(大正11)年5月に第1号が世に出た週刊点字新聞「点字毎日」が11日、節目の創刊100年を迎えた。まだラジオ放送が始まっていない時代、情報から隔絶されていた視覚障害者に点字という手段で自ら読める新聞を届ける世界的にもまれな事業は今日まで、歴代の編集部により脈々と続けられてきた。その紙面は読者である視覚障害当事者の生活や文化に変化を生み出すとともに、1世紀にわたる歴史を記録する役割を果たしてきた。【点字毎日部】

この記事は有料記事です。

残り1265文字(全文1476文字)

あわせて読みたい

ニュース特集