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沖縄復帰50年

2022年5月15日、沖縄は本土に復帰して50年を迎えました。何が変わり、何が変わっていないのか。沖縄の歩みと「今」を伝えます。

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被災しないうちに工事を… 政府と沖縄、振興予算というアメとムチ

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沖縄振興予算の減額により川の整備が進まず、積み上げられたままになっている護岸用の岩の山を見つめる崎浜秀雄さん=沖縄県名護市で2022年4月27日午後4時52分、喜屋武真之介撮影
沖縄振興予算の減額により川の整備が進まず、積み上げられたままになっている護岸用の岩の山を見つめる崎浜秀雄さん=沖縄県名護市で2022年4月27日午後4時52分、喜屋武真之介撮影

 「大雨が降ったら川の水があふれる。集落が被害を受けないうちに早く工事をやってもらいたいのだが……」。4月末、沖縄本島北部・名護市安和の自治会組織で区長を務める崎浜秀雄さん(70)は、梅雨と台風シーズンを控える曇り空の下、不安を口にした。

 約230世帯、約700人が暮らす安和地区は、7割超の世帯が川の想定氾濫区域に含まれる。集落を流れる安和与那川が1998年10月の集中豪雨で氾濫するなど長年被害に悩まされてきた。2021年夏も川の西側の畑が浸水した。

 県は治水対策事業として当初は06~17年度の予定で安和与那川の拡幅などの砂防工事を進めた。ところが工事は大幅に遅れている。

 要因は、…

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