高野山真言宗が自分宛てメッセージ募集 34年まで奥之院で保管

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高野山真言宗総本山金剛峯寺=和歌山県高野町高野山で、藤原弘撮影 拡大
高野山真言宗総本山金剛峯寺=和歌山県高野町高野山で、藤原弘撮影

 和歌山県高野町の高野山を開いた弘法大師空海(774~835年)の誕生1250年を記念し、2023年に営まれる大法会に向け、高野山真言宗が未来の自分に宛てたメッセージなどを募集する。34年の「宗祖弘法大師御入定1200年記念御遠忌大法会」まで、空海が永遠の瞑想(めいそう)をしているとされる奥之院で保管。本人に返却する趣向だ。

 自分宛てに加え、両親など親しい人からのメッセージも併せて募る。宗派にこだわらず、自身の目標や親子の絆などを見つめ直す機会にもしてもらおうと、「GO GO MY LIFE“未来に夢とメッセージを届けよう”」と銘打って企画した。

募集する写経付きのメッセージの用紙=高野町で2022年4月27日午後1時15分、藤原弘撮影 拡大
募集する写経付きのメッセージの用紙=高野町で2022年4月27日午後1時15分、藤原弘撮影

 勉学に励んだ空海は、中国・唐に渡り、日本に真言密教などをもたらした。また、高野山を開いた後、息子に会おうとやってきた母を、ふもとの九度山町の慈尊院まで月9回訪ねたとする伝承がある。

 高野山真言宗教学部は自身へのメッセージについて「夢や希望、目標を記すことで、それに向かって歩む心を育みたい」とし、近親者からのメッセージは「当人が困難に直面したときなどに、心の支えになる」と期待。「多くの人に弘法大師と縁を結んでもらいたい」としている。桐生俊雅・教学部長は「親子関係は結び付いているようで隔たりがある。絆を見つめ直す機会にしてもらい、当たり前の幸せに気付いてもらえたら」と話した。

豊田弘治さんが制作した塗り絵の原画=和歌山県高野町高野山で2022年4月27日午前11時13分、藤原弘撮影 拡大
豊田弘治さんが制作した塗り絵の原画=和歌山県高野町高野山で2022年4月27日午前11時13分、藤原弘撮影

 メッセージは写経付き。空海のメッセージを分かりやすく伝えようとアーティスト、豊田弘治さんが制作した塗り絵も入れ、子どもたちにも楽しんでもらう。

 募集期間は5月14日~2023年12月21日。用紙の申し込み、問い合わせは教学部(0736・56・2014)。用紙は自分宛て用、近親者用各2枚が1セットになっていて、受け取るための送料は各自負担。また、応募の際は1セットごと「お預かり料」として1000円。記入後の郵送先は、〒648―0294 高野町高野山132 宗祖弘法大師御誕生1250年記念大法会事務局「GO GO MY LIFE」係。【藤原弘】

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